Elegy〜東京湾とシーバスと俺〜

村岡昌憲の釣りブログ。


今週は会社に税務調査が入っててんやわんや。

が、茂木さんのようなことはいっさいしてないので、素晴らしい管理システムだとベタ褒めしてもらった。

伸びる会社の要素だ、と。

それ聞くと一番嬉しい。



週末から鹿児島入り。

今年最後の遠征。同行者は大野ゆうき。

二人で何の情報も無しにどこまでできるか。

そんな楽しみ方をしようと思ってる。






そうそう、こんなのがあった。Gyaoしか知らなかったので驚き。

http://www.showtime.jp/app/detail/contents/f05hob061006081704571/

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さて、おそらく僕の最後の映像となるはずの釣りビジョンの放映が始まっております。

http://www.fishing-v.jp/new_saltken/


最後までカッコつけたかったけど、いざ始まると素でやってたと思います。

最後にランカーまで出てくれて本当に感謝。

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6年ぶりにスイスへ。

陽光眩しいルッツェルンは、あわただしく秋が駆け抜けていく最中だった。

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久しぶりに会う、FriesherやDorelと今後のビジネスについての契約条件についてあーだこーだと論議する。

素敵な風景とは裏腹に胃がキリキリと痛むような交渉が続く。

譲歩に譲歩を重ねたり、譲歩に次ぐ譲歩を要求したり。

だけど、久しぶりに交渉していて、自分は何か変わったなぁ。

前はピザの分け前をどうするかみたいな気分で交渉に当たっていた。

だけど、今はそういった利益の分配とか気持ちではなくて、日本からはるか遠いこの国で出会った、空気という見えないけど大事なものをテーマに生きていくと決めた人間同士の連帯感というか親近感というか。

そんな気持ちの中での交渉。

心は平穏で、もしかしたら全て要らないし、もしかしたら全て要るというスタンス。

向こうはやりづらかったんではないだろうか。

帰る前の日、Friesherが用意したサプライズはヘリだった。



自分がスイスに関わって13年。

その13年間で行った様々な場所を巡る空の旅。

彼の思いも僕と同じだったのかもしれない。



アルプス山脈の麓にあるブリエンツ湖。
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そしてヘリはいよいよアルプスへ。
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Friesherがどこに連れて行こうとしているか、もちろんわかっていた。
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そして、到着。

ヘリは上空で停止し、Friesherはコクピットから振り返って何も言わずに頷いた。







地球上のどこにいても、いつもこの山のことが頭の片隅にある。



我が霊峰アイガー。
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決してずば抜けて高い山ではない。

だけど、生きることの何たるかにもがき苦しんだ若き日々の中で出会ったいくつかの本でこの山を知り、

そして始めて実際にその地に降り立った時に眼前に飛び込んできたこの山の風格は自分の魂に忘れようもないハーケンを撃ち込んだのである。

もし冬の山を始めて、いつか死ぬときが来るのであれば、必ずこの山でありたい。




     













決してスズキでなくたっていいのだろう。



どこかの山の頂でも良いし、どこかの田園風景でもいい。



あわただしい日常を過ごす中で、同じ時間を過ごしているはずの、遠くて遠くて尊すぎる存在。

その存在をいつも無意識に感じていることの重要さ。



自分がこの間逃がしたスズキが今もあの河口の瀬の上でじっとしながら、コノシロが目の前に泳いでくることを虎視眈々と待っている。

自分が狙うまだ見ぬ大きなスズキが、あの干潟の中でアマモを離れ、船道に今やさしかかろうとしている。

そして今、自分はパソコンの前に座り、そのことを頭の片隅に感じながらコーヒーを口にし、キーボードを叩く。

これも俺のスズキ釣り。




今週の自分はひたすら経営者の仕事をしていた。

昼は未来の投資案件の計画を銀行や税理士に語り、自分の中のビジョンを現実化させていく作業。

夜は半期を追えた社員達を励まし、未来を語り、明日の展望を話す。

毎晩続いた会食の終わりに寸暇を惜しんで出ること4回、2回はスズキに出会えたが、2回は川の流れに馴染むことすら許されなかった。



自然と離れた者に、自然は厳しい。

自然から離れすぎた者から自然は命を奪っていく。

危ないから自然から離れる人と、危ないから自然を知ろうする人。

その差はある時容赦なく訪れる。





昨日は麻布十番から地元まで流れ、5次会まで行く始末。

酔いも二回りしたような明け方に、夢の中のような曖昧な感覚の中、酔いつぶれた女を背負ってタクシーへ担ぎ込む。

東の空も明るくなろうかという頃にようやく家に着いて、肩からバッグを下げたままの背広姿で玄関に寝ころんだ。

まどろみの中で、今晩会えなかったスズキの事を思い出す。

あの川の流れを果敢に泳いで朝マヅメを楽しみにしているんだろう。

そして多くの釣り人のルアーを見破り、今日を生き抜く。

明日こそは・・・


それも俺のスズキ釣り。






そして嫁さんにけっ飛ばされて起こされる。

いつのまならスタスタと通り過ぎる釣りの帰りの歩道橋。

僕はなんとなく立ち止まって1時間ほど水面を眺めていた。




東京湾はなんと生命観に満ちているんだろう。

水、という人間がいることができない領域におびただしい数の生命が、命のやりとりをしている。

あるものは食べられ、あるものは食べ。

食べられた命は食べたものの中で生きていく。

東京湾にある命のボリュームは変わらないのだ。

そして頂点に立つスズキに、多くの命が託される。

僕が狙う超弩級のスズキはいくつの命をその身に宿しているのだろう。




秋になり、海の中に体を浸す時間は数え切れない。

自分の心が自然に溶け込んでいく。

こうして家に帰り、パソコンの前に座っている今も、川は流れている。

ボラが跳ね、スズキが追い、命の営みが巡っている事を感じることができる。



そんな秋が好きだ。

あと何度の秋を僕は迎えられるのだろうか。

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今日起きたら、一つの区切りが始まる。

そして新しい一歩を踏み出すのだ。

皆さん今まで本当にありがとう。

そしてこれからも応援よろしくお願いいたします。

昨日、久々にmixiとかTSNに来ていたメールをチェック。

(ずいぶんとお待たせした皆様すいません。)

そんな中で2通もあったメール。




カッコイイ生き方に尊敬してます。




違う!絶対に違う!




正直ショックを受けた。

いつからそう思われるようになっちゃったんだろう。



女の子からカッコイイと言われるなら大歓迎だが、男から言われるようになったら相当カッコ悪い。



俺がすげぇと思う人は、みんな生き方がカッコ悪い。

がむしゃらで情熱的で節操なくて感情激しくて汚くて、ついで言えば、たいていニオイが臭い。

カッコイイと言われるってことは、走ってるつもりでも余裕が見えちゃってるってこと。

要するに歩みが止まってるんだな。


もいっちょ走るかと改めて思い直した。

今週末、熊本です。

忘れ物を探しに行く旅。まだあるかな?

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昨日は北海道の釣行記をアップして、その後少しだけ釣りがしたくなったのでチャリに乗って、家の目の前を流れる荒川のストラクチャー帯へ。

10分ほどやって帰るつもりだったので、ルアーも開発中の仮称ニーサン(スーサンの大型)だけセット。

釣り場に着くと、うーん残念!先行者あり。

釣れますか?と声を掛け、釣れません、横良いですか、どうぞどうぞ。

と快い返事をいただき、キャスト開始。

なんと1投目にドンとヒット。

「ありゃりゃ、すみません、いきなり釣れちゃった。」

と50センチ位をランディング。


その方、いや、すごいですねぇと近づいてきて、ああっ村岡さんじゃないですか!?と。

そこでようやく顔が解るくらい近くなって、僕も、あ、Hさんじゃないですか!釣りをやられるんですか?今年になって始めたんですよ。

てな感じ。最近ご無沙汰していた本業のお客様だった。

しばらく話し込んで、今度ご一緒しましょうということに。

ついでに本業の方も何か仕事しましょうということにも。





最近は本当に人との出会いに付いている。

僕の神様、“後藤さん”は良い人を僕に逢わせてくれる。

他のことは何にもくれないけど、人には逢わせてくれる。

その逢う人の役に立つために僕は何ができるだろうか。

それを考えさえすれば、たいていのことは上手くいくんだ。

そしてついでに役に立とうとすることを楽しんでしまえ。



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写真は会社の前でペペロンチーノを作って食べてるところ。

脱臭装置の開発もこんな風に楽しんでしまおう。



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午後に10分ほど時間ができたので、しばらく連絡取って無い人に電話。

鹿児島での良い仕事もらった。これは僕が担当しようかなぁ。



これからスズキ釣りの人間にとっては長いシーズンの始まり。

時には絶望に浸り、時には歓喜に浸り、人は水面へ自分の思いを投げ続ける。

その長いシーズンを戦い抜くヤルキは人間にも必要だ。


その対人間用ヤルキスティック。(抱き枕クッション)

仮眠中にこれでヤルキを注入するんだ。



限定50本販売。価格は不明。

問い合わせ 谷山商事 邪道チーム 仲谷氏 TEL.0798-36-2233




大波乱の奥利根から帰ってきた次の日。

荒川に行ってみた。

春以降はずっと港湾部だったので数ヶ月ぶりの荒川。

スーサンから入り、ハチマルにつなげて、と基本通りに忠実にやる。

そうしないと感覚が戻らない。

でも、心は奥利根に置いてきてしまったみたい。

あの僕らを翻弄した水はたった今も目の前を流れてるんだろうか。

そんなことをずっと考えながら、50m先にあるブイが作るヨレにルアーを撃ち込み続けた。

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コモモで50センチくらいが水面バイト。しかし、これは乗らず。

続いてKeep125Fで70センチ級がヒット。

慎重にファイトしてランディングしようとしたところでフックアウト。

V4ナイトホークのセッティングが決まらない。今は89でも、V3の91に匹敵する飛距離を出せるのだけど、バイトをはじくことが多い。ここはすごく微妙なセッティングなのだ。

バラシを軽減するためにもガイドもう一つ増やしたいので、91にしてみよう。

反応が無くなったので港湾部に向かう。

ここもスーサンから入り、ハチマルへとつなげる。

風は乾燥した北風。

秋の気配を否応にも感じさせてくれる。

今年はどんなドラマが待っているだろう。

そんなことを感じながらランガン。

橋周りの明暗部でハチマルでフッコを2本掛けるがどちらもバラシ。

相当ヘタです。

ゴミ拾って終了。
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前回の日記で、プロの最終章と書いてちょっと誤解を生んでしまった。

プロを辞めるわけではない。

活動の形を大きく変えてみようと思っている。

僕が元々プロを志した使命はほとんど果たしたと思うから。

そういった意味で最終章なんだと。



来年からはフィッシングショーとかセミナーとか雑誌とかテレビはもう出なくても良いかなぁと。

このTSNがあれば、僕はどんなことでも挑戦していけるし、新しい何かを生み出していける。

そんなことを考えているけど、最終的には契約メーカーとの話し合いもあるわけで。

この件については、ホットシーズン後に改めて書くことにした。

先走ってごめんなさいね。

もうすっかり秋の気配を漂わす風が吹いてばかりの東京。

風が頬を撫でる度に、立ち込みの季節がやってきたと感じる。

今日は秋晴れの中、自転車で通勤。

最近、公園があちこちで整備されて、大通りをくぐりながらかなりの距離をノンストップで走ることができるようになった。

そして、そのほとんどは汽水域のせせらぎが流れている。

快速で飛ばしていた自分の視界を一瞬よぎったものに急ブレーキ。

ビンゴ!


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スズキを発見

わかんないかな。イナっこの群れの後ろにしっかりと着いていた。





今日の昼間に一つの電話が。

僕の釣りプロも最終章を迎えそうだ。

それにふさわしい大きな仕事になるかもしれない。

ここまで自分を育ててくれた業界、メーカーへの恩返し。

ずっとしたかったんだ。



10月18日(日)

フィッシャーマン北葛西店でセミナーをやることが決定。

おそらく最期になるかもしれません。

テーマは、「具体的!秋のランカーハンティング」

思う存分しゃべりますので、お暇な方はぜひご来場ください。
Profile
masa-chi
釣りをする。いつも心の中で自分と会話をする。
色々な答えが出る。悩みが悩みでなくなる。また頑張れる気がする。魚が釣れる。
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