http://www.fishing-v.jp/new_saltken/
最後までカッコつけたかったけど、いざ始まると素でやってたと思います。
最後にランカーまで出てくれて本当に感謝。


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村岡昌憲の釣りブログ。








決してスズキでなくたっていいのだろう。
どこかの山の頂でも良いし、どこかの田園風景でもいい。
あわただしい日常を過ごす中で、同じ時間を過ごしているはずの、遠くて遠くて尊すぎる存在。
その存在をいつも無意識に感じていることの重要さ。
自分がこの間逃がしたスズキが今もあの河口の瀬の上でじっとしながら、コノシロが目の前に泳いでくることを虎視眈々と待っている。
自分が狙うまだ見ぬ大きなスズキが、あの干潟の中でアマモを離れ、船道に今やさしかかろうとしている。
そして今、自分はパソコンの前に座り、そのことを頭の片隅に感じながらコーヒーを口にし、キーボードを叩く。
これも俺のスズキ釣り。
今週の自分はひたすら経営者の仕事をしていた。
昼は未来の投資案件の計画を銀行や税理士に語り、自分の中のビジョンを現実化させていく作業。
夜は半期を追えた社員達を励まし、未来を語り、明日の展望を話す。
毎晩続いた会食の終わりに寸暇を惜しんで出ること4回、2回はスズキに出会えたが、2回は川の流れに馴染むことすら許されなかった。
自然と離れた者に、自然は厳しい。
自然から離れすぎた者から自然は命を奪っていく。
危ないから自然から離れる人と、危ないから自然を知ろうする人。
その差はある時容赦なく訪れる。
昨日は麻布十番から地元まで流れ、5次会まで行く始末。
酔いも二回りしたような明け方に、夢の中のような曖昧な感覚の中、酔いつぶれた女を背負ってタクシーへ担ぎ込む。
東の空も明るくなろうかという頃にようやく家に着いて、肩からバッグを下げたままの背広姿で玄関に寝ころんだ。
まどろみの中で、今晩会えなかったスズキの事を思い出す。
あの川の流れを果敢に泳いで朝マヅメを楽しみにしているんだろう。
そして多くの釣り人のルアーを見破り、今日を生き抜く。
明日こそは・・・
それも俺のスズキ釣り。
そして嫁さんにけっ飛ばされて起こされる。
いつのまならスタスタと通り過ぎる釣りの帰りの歩道橋。
僕はなんとなく立ち止まって1時間ほど水面を眺めていた。
東京湾はなんと生命観に満ちているんだろう。
水、という人間がいることができない領域におびただしい数の生命が、命のやりとりをしている。
あるものは食べられ、あるものは食べ。
食べられた命は食べたものの中で生きていく。
東京湾にある命のボリュームは変わらないのだ。
そして頂点に立つスズキに、多くの命が託される。
僕が狙う超弩級のスズキはいくつの命をその身に宿しているのだろう。
秋になり、海の中に体を浸す時間は数え切れない。
自分の心が自然に溶け込んでいく。
こうして家に帰り、パソコンの前に座っている今も、川は流れている。
ボラが跳ね、スズキが追い、命の営みが巡っている事を感じることができる。
そんな秋が好きだ。
あと何度の秋を僕は迎えられるのだろうか。
今日起きたら、一つの区切りが始まる。
そして新しい一歩を踏み出すのだ。
皆さん今まで本当にありがとう。
そしてこれからも応援よろしくお願いいたします。


大波乱の奥利根から帰ってきた次の日。
荒川に行ってみた。
春以降はずっと港湾部だったので数ヶ月ぶりの荒川。
スーサンから入り、ハチマルにつなげて、と基本通りに忠実にやる。
そうしないと感覚が戻らない。
でも、心は奥利根に置いてきてしまったみたい。
あの僕らを翻弄した水はたった今も目の前を流れてるんだろうか。
そんなことをずっと考えながら、50m先にあるブイが作るヨレにルアーを撃ち込み続けた。
コモモで50センチくらいが水面バイト。しかし、これは乗らず。
続いてKeep125Fで70センチ級がヒット。
慎重にファイトしてランディングしようとしたところでフックアウト。
V4ナイトホークのセッティングが決まらない。今は89でも、V3の91に匹敵する飛距離を出せるのだけど、バイトをはじくことが多い。ここはすごく微妙なセッティングなのだ。
バラシを軽減するためにもガイドもう一つ増やしたいので、91にしてみよう。
反応が無くなったので港湾部に向かう。
ここもスーサンから入り、ハチマルへとつなげる。
風は乾燥した北風。
秋の気配を否応にも感じさせてくれる。
今年はどんなドラマが待っているだろう。
そんなことを感じながらランガン。
橋周りの明暗部でハチマルでフッコを2本掛けるがどちらもバラシ。
相当ヘタです。
ゴミ拾って終了。
前回の日記で、プロの最終章と書いてちょっと誤解を生んでしまった。
プロを辞めるわけではない。
活動の形を大きく変えてみようと思っている。
僕が元々プロを志した使命はほとんど果たしたと思うから。
そういった意味で最終章なんだと。
来年からはフィッシングショーとかセミナーとか雑誌とかテレビはもう出なくても良いかなぁと。
このTSNがあれば、僕はどんなことでも挑戦していけるし、新しい何かを生み出していける。
そんなことを考えているけど、最終的には契約メーカーとの話し合いもあるわけで。
この件については、ホットシーズン後に改めて書くことにした。
先走ってごめんなさいね。
スズキを発見